2005年07月25日

チベタヌス

thibetanus1a.jpg
今日はチベタヌスです。
ヘレボラス属はヨーロッパ地域を中心に16種類分布してますが、このチベタヌス(H. thibetanus)は中国の甘粛省、陜西省、四川省に分布しています。
この原種だけが、何故遠く離れた中国に自生していたのかなど、興味の尽きない原種です。
詳しくはチベタヌスを再発見した荻巣樹徳氏の「幻の植物を追って」(講談社)を参考にしていただきたいのですが、現在この書籍は絶版のようです。

チベタヌスは種から育てるとまたその特異さに驚かされます。
ヘレボラスは普通双葉が出て、本葉が出てきますが、チベタヌスはいきなり本葉が出てきます。チベタヌスの双葉は地中で退化した状態で存在し、地上には本葉のみしか出ません。
またチベタヌスの種子はかなり丸みのある種子です。
近年、アシュードナーセリー(Ashwood Nurseries)のケビン・バルチャー氏(Mr. Kevin Belcher)によりピンクアイス(H.X Pink Ice)という新しい交配が成功しています。
これはニゲル(H. niger)とチベタヌス(H.thibetanus)の交配ですが、今年、自分もこの交配に挑戦してみました。
結果はまだ分かりませんが、いくつか交配した中で、普通のニゲルの種子よりも明らかに丸みの強い種子がありました。
これはチベタヌスの遺伝子が入ったからではないかと考えておりますが、この交配が成功したかどうか、今から数年後が楽しみです。
またチベタヌスは他の原種と比べて落葉する時期が早いので、葉のある時期に適度に肥培する事が大事です。
posted by Ohgi Nursery at 16:46| Comment(0) | TrackBack(0) | 原種&原種交配 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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